産経抄、強敵に挑む。

　圧倒的な実力差がある場合、相手にボールを持たせておきながら決定的なチャンスを作らせず、こちらのワンチャンスを確実に狙っていくのは、試合をこちらのペースで進めていると言っていいでしょうね。狙い通りの、自分たちのサッカーができていたと思います。ただ、実力差がね……ということです。もっともこれは、あくまでサッカーの話です。なにかのメタファーに見えるかもしれませんが、すべてのメタファーが政治に当てはまるというものではありません。
　いやしかし、メタファーが当てはまらない自民党ですが、資金がないという噂なのに、視聴率40%超が予想される枠に（おそらく）専用に作ったスポットを打つ余裕はあるんだなあ。これでいっぱいいっぱいという可能性もありますが。

成長戦略　何より実行力が問われる - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/405410/

消費税公約　首相は全体像もっと語れ　　　　 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/405411/

　19日付「主張」2本が、法人税引き下げ・消費税引き上げ・新自由主義政策万歳で例によって鼻につくのですが、現政権が示した政策なので困ったものです。

【産経抄】６月１９日 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/405409/

　日米安保条約自然承認から今日で50年だそうです。当時、「アンポ反対」の意味を理解して叫んでいた人がどれだけいるのか、というのですが、ではたとえば、「小泉カイカク」のの真の意味、その影響を理解していた人が、どれだけいたのでしょうか。それよりも、多くの国民が政治に目覚めたことを評価するのは、悪いことではないでしょう。それにしても抄子は、自主武装はにもいい顔をしつつ安保体制を肯定するという、なかなか難しい技に挑んでいて、その強敵に立ち向かう精神は評価しておきましょう。