産経抄、視点を違える。他。

　思いついたのでちょいと駄法螺を吹きます。駐中大使の人事が話題になっていますが、現政権がアジア外交を重視するなら、ムネオ事件以来断ち切られたような形になっているロシアとの関係再構築にも力を入れねばなりません。そこで駐ロ大使の人事が重要になりますが、うってつけの人材がいます。民主党政権としてこれ以上は望めないほどの大物を起用すれば、対ロ重視のメッセージを送ることになるのではないでしょうか。その人物は祖父の代から当時のソ連と太いパイプを築き、息子はモスクワ大学に勤務中という縁もあり、また政治家として対ロ関係に意欲を表明していたので（実際には大きな成果は挙げられませんでしたが）、駐ロ大使起用はむしろ自然にすら思えます。いまのところ現職の議員ですがすでに引退を表明しており、その時期を少し早めてもらう形になるでしょうか。
　つまり、鳩山由紀夫駐ロ大使というのはどうか、という案です。ただひとつネックになるのは、本人の実務能力について、特に対外交渉で相手の主張に飲まれてしまわないか、という点で、大きな疑問符が付くことです。だめじゃん。

【産経抄】６月１２日 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/402529/

　「短夜」とえば、与謝蕪村の句より「三千世界の烏を殺し　主と朝寝がしてみたい」という戯れ歌を思い出します。高杉晋作の作とと伝えられていますから、亀井静香前大臣よりむしろ、高杉を尊敬しているという菅直人総理の視点と考えたいところですね。平安期の妻問い婚ではなく江戸期の遊郭文化を踏まえたもので（蕪村のもそうでしょうが）、現代的にはどうなのか。わたしとしてはこちらにはあまり実感がないので、パロディというか本歌取りとして伝わっている「三千世界で殺してみたが、　やっぱり朝はやってくる」の方が身にしみます。
ちなみに「三千世界」とは3000個のパラレルワールドではなく、パラレルワールド（小世界）1000個を抱える中世界、中世界1000個を抱える大世界がさらに1000個、つまり1000の3乗で10億のパラレルワールドを意味します。

亀井担当相辞任　郵政を政争の具にするな - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/402497/

　同じ件ですが、この見出しには爆笑しました。郵政選挙も今や昔ですか。