黙然日記(廃墟)

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産経の人物評。

 新聞休刊日で定例のコラム等はないのですが、電子版には、新政権恒例の閣僚・党役員プロフィール記事など、いろいろ配信されています。

民主党新執行部】枝野幸男幹事長 絶妙な政界遊泳術で… (1/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100607/stt1006072106005-n1.htm

 菅直人政権の目玉人事のひとつとして、党幹事長に起用された枝野幸男氏の人物評ですが(松本浩史記者の署名記事)、ははぁ、そういう見方もあるのか。初当選から枝野氏を見てきた人間としては、まっすぐすぎて損をすることが多いなあ、という印象ばかりなのですが。地元選挙区の対立候補(落選中)が、「政党を渡り歩いている」といった批判をしていましたが*1、もちろん(旧)民主党結成以来14年間政党を変えてはいません。「遊泳術」なるものは、さきがけ時代から菅氏側近で民主党内でも菅グループ国のかたち研究会)に所属していたのに、最近は前原・枝野グループ(凌雲会)にばかり、というだけでした。自民党の派閥と民主党のグループは違う、ということは、少しでも政局に関心のある人には常識だと思っていましたが。党内最高実力者の小沢一郎氏にあれだけ睨まれながら、国会で常設委員長や委員会筆頭理事など地味でも重要な役職に就いてきたのは、遊泳術のおかげだったんでしょうかねえ。

*1:この人は、たしかに三十代の若手政治家ではありますが、自らの「フレッシュ」に対し対立する枝野氏を「ベテラン」と表現しいかにも古くさい政治家のようにあげつらったり、なかなか面白い人なのです。あと3年、くじけずがんばってねマッキー(棒読み)。