産経抄、ステップを飛ばす。

【産経抄】５月１５日 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/391260/

　かつての三段跳び世界記録保持者であった小掛照二氏を、素直に追悼すべき追悼すべきところです。三段跳び競技と高度経済成長を重ね合わせるのは定番ですし、その一方で改憲論が忘れられて、というのも、まあ産経ならこう言うだろう、といったところです。経済成長重視で軽武装・日米安保路線を採ったのは自民党政権と経済界、そして当時の産経新聞の方針でもあったわけですが。しかし現在の政治の混迷を、改憲論議をさけていたことに求めるのは、あまりにも強引な℃というレベルではありません。順を踏んだホップ、ステップのあと、大跳躍のジャンプで読者をあっと言わせるのがコラムの醍醐味ではありますが、ホップのあといきなり棒高跳びを始めるような斜め上の飛躍は、誰も望んでいないでしょう（一部産経抄ファン的にはともかく）。なにより、追悼されるべき小掛氏に対して失礼ではないでしょうか。