産経抄、これでいいのか。他。
「長官銃撃」時効 弁解より大事件解決が先 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/374849/
31日付「主張」は、珍しく警察批判をしております。思いこみによる逮捕・取り調べを非難し、刑事警察にハッパをかけると同時に、公安警察を暗に非難しているような雰囲気もあり、とても産経「主張」とは思えません(基本的に警察を信頼していたり、時効廃止を歓迎しているあたりは産経だといえばそうなのですが)。
普天間移設 首相の無定見は目に余る - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/374864/
313日付「主張」です。ここまでくるとさすがに、いちおう柔らかい言い方をしておけば、「鳩山由紀夫氏は指導者として水準以下だ」と判断してよいでしょう。ここ数代の首相と比べた相対評価ではなく、絶対評価としては。ですからこの「主張」にも、ところどころ引っかかりながら、大筋では同意せざるを得ません。困ったなと思っていたら、最後はやはり、産経らしく締めくくっています。「現行計画のどこがいけないのか」は「地元の反対が明確だから」、「県外移設にこだわり」続けているのは、それが国民との公約だからです。なんでこんな基本的なことも、わからないふりをするのでしょう。産経が、政治というものは、地元民や国民の意思によって動くものだという考えをまったく持っておらず、米国の圧力と自民党飲めたことだけが大切だとしか考えていないことは、よくわかっていたつもりですが。
【産経抄】3月31日 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/374848/
こちらも首相発言の混乱がテーマなのですが、天国の赤塚不二夫先生に謝れという印象です。/||:3ミ∫ <これでいいのだ) という台詞は、周囲をナンセンスの極限まで追い込んで狂気の世界を現出したパパが、つぶやく言葉です。「国会で青島幸男が決めたのか?」は、「そんな(自分から見て)ばかげたルールは知らない、いつのまにそんなことを強制されるようになったんだ」という抗議であり、個人を束縛する社会規範への異議申し立てであって、単なる言い逃れとはまったく違います。いずれも、社会(当時吹き荒れていた反体制の風も含めて)に対する自立した個人からの徹底した抗議であり、極限の自由人(ヴァカボンド)であるという認識もなく、単に同世代に媚びを売るために引き合いに出しているのですから。