産経「主張」のメダル観。他。
冬季五輪閉幕 次は「金」へ総力挙げたい - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/363355/
国旗を背負うオリンピック代表選手の活躍は、国民に誇りと活力を与える。健全なナショナリズムの発露である。
「銅メダルを取って狂喜するなんて、こんな馬鹿な国はないよ」(石原慎太郎東京都知事)
「世界一になる理由はなにがあるんでしょうか。2位じゃダメなんでしょうか」(蓮舫衆議院議員・事業仕分け人)
1日付「主張」です。まあ、産経がいつも撒き散らしているナショナリズムに比べたら、はるかに健全ではありましょう。というかここで、「不健全なナショナリズム」として具体的にどのようなものを想定しているのか、疑問ですが。ただ、五輪でのナショナリズムは、正確には「素朴なナショナリズム」と言うべきであって、素朴イコール健全とは限りません。ときには一歩引いて眺めることが、健全さを保つ秘訣です。1936年ベルリン五輪で、あるいは2008年北京五輪で、自国の国威に熱狂した主催国民のナショナリズムは、素朴なものではありましたが、健全なものだったかどうか、我々は一歩引いて眺めることができるはずです。
上に、二人の政治家の発言を引用してみました。一般に、政治的立場やものの考え方や価値観について、大きく二つに分けることができるのではないかと思います。それは、たとえばかつては「保守」「革新」でしたが、もはや適切ではありません(字義からずれたうえに対義語が存在しなくなった「保守」を振り回したがる人が多いのは不思議です)。もちろん、「右」「左5でも定義できません。ただ、どんな言葉を使うにせよ、石原氏や産経「主張」や文科省官僚の価値観と、蓮舫議員らの価値観との違いは、はっきりしているのではないでしょうか。*1
2ちゃんねるダウン 韓国からのサイバー攻撃か? - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/household/363575/
この記事が出たのが15時50分、そのころは繋がったり繋がらなかったりでしたが、現時点では落ちたままで、とりあえず個人的に大変困っているわけですが。記事が出た時点ではまだ2〜3時間のダウンだったはずで運用情報板も稼働していましたし、「原因は不明だが韓国のネトウヨが攻撃を宣言していたらしい」とか、そんなレベルで記事にするセンスがわかりません。まさか紙面に載せるつもりではなかっただろうと思いますが。……いやまさかね。