黙然日記(廃墟)

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産経「主張」、まだ不満を言う。

 えー、多くの方の予想どおり、今日は手抜きぎみです。

五輪とマナー 国の誇りを背負う自覚を - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/359464/

 19日付「主張」ですが、国母和宏選手が8位入賞してもまだ文句をつける、と。17日の産経抄*1でも関係ないところでいきなり嫌味を言ったり、どんだけ気にくわないんでしょうか。
 「五輪を必ずしも最高の舞台とはしない独特の競技風土」といえば、サッカーが有名ですね。かつてはアマチュアの祭典と限定されていた近代五輪に対して、プロによる真の世界一を決めるFIFAワールドカップをいち早く開催していたサッカー界からみれば、尊重はしつつ最高の大会とは位置づけられないわけで、五輪にプロの参加が認められた現在でもU-23世界大会という扱いでしかありません。「五輪がすべてにおいて最高でなければならない」というのはIOCの言い分にすぎないわけで、サッカー界やスノーボード界からは、「後から来てなに言ってんだ」てなところでしょう。
 「それでも五輪に参加するなら尊重するべきだ」という考え方はあるにしても、選手が自分のペースでベストを尽くすことこそ、(大会精神にはともかく)競技に対する真摯な姿勢です。外面に表れた言動だけで、選手の心理が読みとれるものでしょうか。あの会見が、おびえるキツネリスの姿でなかったと言えますかね。