黙然日記(廃墟)

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産経「主張」、身を隠す。他。

貨物検査法先送り 国際社会への約束違反だ - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/332504/

 6日付「主張」なわけですが、このページ、最初は「【主張】」のタグを付けた見出しで配信されていたんですよ。今見るとそれが消えていて、本文のアタマに移動しています。もちろんタイトル検索では引っかかりません。なんでわざわざこういう手間暇をかけてユーザに不便を強いるんでしょうかね。ページビュー稼ぎのためなのか、オピニオン記事をあまり読まれたくないのかはわかりませんが。
 いくら今、内政がそれどころじゃない状態だとはいえ、検査法は早めに成立・実施した方がいいと思います。これは海上での密輸出入警戒行動ですから、もちろん海上保安庁の仕事です。しかし、北朝鮮の核放棄を目指すために経済制裁を行いながら対話していく路線は、少なくとも米韓が一致し、そして大半の国も同調するだろう方針で、日本の鳩山政権だけがその方向に傾いているわけではありません。国際協調を訴えるなら、対話路線が現在の潮流であることを、産経は認識するべきではないでしょうか。鳩山首相がぶれているのは、国内の強硬派(中井洽拉致問題担当相を含む)への配慮があるのかもしれませんが、ここは毅然と決断すべきところです。

政権公約」事業 仕分けで抜本的に見直せ - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/332503/

 産経「主張」は、政権交代というものをまだよく理解できていないように見えます。来年度予算案の骨格は8月までに自公政権の下で固まっており、新政権に可能なのは、そこに新しい政策を付け加えることと、いかにも削れそうな部分を(議論を経て)削ることだけです。いや、自民党他の野党が、「今は困難な時期だから」といって新政権の予算案になんの反対もせず、すべてそのまま通してくれるなら、3月末成立までにもう少し時間的余裕が取れて、いろいろ検討する余裕もできるのですが。そんなバカな対応があるか、と言われそうですが、去年までの産経「主張」は似たようなことを当時の野党に要求していました。
 本番は来年4月から始まる2011年度予算作成です。ここでの「事業仕分け」を産経は期待しているようですが、基本的に今回のような形にはなりません。予算案を作る時点で、最初から仕分けが行われるのです。基本的には、今回のように目に見える形にはならないでしょう(かなりウケたので、また公開討論会形式を使うことは考えられますが)。

【鳩山政権考】首相はいつまでもつか - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/332559/

 結論から言うと、花岡信昭氏のコラムです。これが結論ってコトでいいですよね。
 鳩山政権が長持ちしない、できれば参院選前に、つまり1年より短い期間で潰れてくれることを期待しているようです。筆者の期待を書いているだけで、ちっとも客観的な考察になっていません。なぜ1年かというと、自民党政権の首相が三代続けて赤っ恥をさらしたからでしょうね。去年のいまごろでしたか、政局は麻生ペースと主張していた花岡氏だけのことはあります。