産経前論説委員長、功を焦る。他。
【主張】オバマ氏平和賞 評価に見合う成果が課題 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/311208/
宗主国 同盟相手の指導者が評価されても、文句つけることしかできない10日付産経「主張」です。これがもし万が一あり得ませんが仮定の話としてブッシュ前大統領の受賞だったら、どんな内容になっていたでしょうね。
どこかの自民党の首相と違って4年間の任期が決まっている米大統領の場合、1年めというのは就任したばかりですが、あえて賞を授けたのはノーベル賞委員会によるプレッシャー戦略なのでしょう。米国の最高指導者が全世界の核廃絶を唱えるなら、米国自身が核兵器放棄に向かわねばなりません。しかしこれを実現すれば他国も放棄に向かわざるを得なくなります。その勇気ある第一歩を踏み出せるのは五大国の指導者すなわち世界で五人だけ、さらに言えば「唯一の超大国」の肩書きを得ていた米国の大統領、世界中でただ一人だったのです。――ということは子供でもわかる理屈なのですが、産経にはそれがわからないようです。というか、米国が核兵器を放棄すると産経の推進する「核の傘を前提とした日米同盟」路線が破綻するわけですから、認めるわけにはいかなかったのでしょうね。
【土・日曜日に書く】論説委員・皿木喜久 功をあせり過ぎる鳩山政権 (1/3ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091010/plc0910100244003-n1.htm
全体としては「“自称保守”の寝言」といった風情なのですが、面白いのは、選択的夫婦別姓案と永住外国人地方参政権案を並べておきながら、「特に選択制とはいえ、夫婦別姓を認めることは〔中略〕憲法改正以上に重大な問題だ」とやっているところでしょう。既成マスメディアの上に構築された保守論壇と、いわゆるネトウヨを底辺とする新しい“自称保守”勢力の認識の違いを示しているように思えます。まあ、皿木委員のことですから、保守論壇からもとっ外れている可能性はあるのですが。
外国人地方参政権については、10月17日に日本文化チャンネル桜主催のこんなイベントが開かれるそうです。2ちゃんねるでもうんざりするほどコピペされているのでご存じの方も多いと思いますが。
チャンネル桜 | 【草莽崛起】 10.17 日本解体阻止!! 守るぞ日本! 国民総決起集会&デモ
http://www.ch-sakura.jp/topix/1290.html
登壇予定 [敬称略・順不同] :
平沼赳夫、山谷えり子、稲田朋美、西田昌司、城内実、中山成彬、
西村眞悟、赤池誠章、馬渡龍治、渡部昇一、日下公人、西尾幹二、
田母神俊雄、増元照明、花岡信昭、伊藤哲夫、三輪和雄、藤井厳喜、
井上和彦、大高未貴、村田春樹、平田文昭、松浦芳子、
土屋たかゆき、三宅博 ほか
VTR 登壇 : 安倍晋三
司会 : 水島総、高清水有子
呼掛人 [50音順敬称略]
井尻千男、小堀桂一郎、水島 総、渡部昇一 ほか
〔引用時に一部整形〕
お笑い芸人総出演の超豪華イベントですが、さてなにが起きるやら。今回のデモでは暴力事件だけは起こさないで欲しいものです。