産経論説委員とはいったい何か。他。
10月3日分から4日分です。書いておかないと自分で忘れそうなぐらいさぼっております。m(_ _)m
【主張】参院選挙制度 憲法改正と一体の改革を - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091002/trl0910020300000-n1.htm
2日付の取りこぼし。言うまでもありませんが、憲法を改正しなくても定数是正はできるし、選挙制度の改革もできます。来年になったら憲法改正できるようになるから、憲法改正を含めた参院改革をやろうぜ、というのが産経の主張ですが、こんな本末転倒でどさくさ紛れにして厚顔無恥な意見も、世間では滅多にありません。世間以外のところ、つまり産経の紙面ではいつものことですが。
「「友愛」とはいったい何か 福島敏雄」：イザ！ - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/other/308638/
3日掲載の「土曜日に書く」です。鳩山氏のエッセイ「私の政治哲学」*1について、最初の小見出しによれば、福島論説委員が「科学」したものだそうです。本文に入る前からいきなり笑いを取るなんて、ちょっとずるいやり方ですね。もちろん本文も、期待に違わぬギャグ満載です。なんかもうね、わざと曲解して攻撃しているのか、もともと理解する能力が福島記者にはないのか、ちょっと判断しかねます。
ロベスピエールやスターリンを引き合いに出して「友愛」を攻撃するのは、政治的プロパガンダではあまりにもありきたりの手法で、本気なのかとすら疑ってしまいます。そもそも、スターリンは「友愛」を掲げていたんでしょうか。この福島エッセイからも、そうは読みとれないのですが。むしろ、ロシア革命をカレルギーは批判していたのですから、スターリンがナショナリズムを振りかざすほど、友愛主義の正しさが証明されるのではないですか？ もしかしたら、鳩山一郎はスターリン率いるコミンテルンの陰謀の手先だったみたいな妄想を抱いているんでしょうか？
「友愛」が「人類はみな兄弟」*2という解釈にしても、そこに相互理解と共通の価値観という前提があることは見落としているんだか見ていないんだか、とか、戦いなら敵を殲滅しなくてはならないという決めつけも、敵を敵でなくする（つまり相互理解に導く）という可能性を見落として（ｒｙ、とか、指摘はいくらでもできるわけですが、ここまでのところをまとめて「科学」してみると、やはり福島記者は理解力が足りないのかなあ、という結論にならざるを得ません。
【産経抄】１０月４日 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/308800/
「東京五輪」落選 次の２０年に再挑戦しよう - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/308802/
2016五輪のトーキョー落選決定 リオデジャネイロ開催決定、おめでとうございます。個人的には、東京改札に反対しつつリオでもやらなくていいよ、つまり五輪自体やんなくていいんじゃね？ という感覚だったのですが。ブラジルの国際的スポーツ大会といえば2014の方が重要でしょう（これも個人的意見ですが）。2020とかなに寝言垂れ流してるんだと。WCは2010南アフリカ→2014ブラジルですから、五輪は2016リオ→2020ケープタウンあたりでいいでしょうに。まあ東京でやるとしたら、2064年あたりでいいんじゃないですかね。アテネも104年待ったんだし。
