産経「主張」、油断できず。他。
拉致問題 圧力強め北に再調査促せ - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/306376/
見出しにタグが付いていませんが、「主張」欄です。鳩山内閣の最大の不安は、鳩山首相が（ここ数年は発言を控えていますが）もともとタカ派として知られる人物であり、また現在もタカ派の筆頭である中井洽氏が国家公安委員長兼拉致問題担当相になってしまったことですが、産経的にはまったく逆に、不安ではなく好材料のようです。そして懸念材料として挙げているのが、菅直人副首相と千葉景子法相の辛光洙容疑者助命嘆願署名と社民党の連立参加で、いったいこれらを何度持ち出せば気が済むのでしょうか。社民党が対話路線を求めるにしても、それを「北に融和的」と表現するのは、ほとんど中傷ではないかと思うのですが。人質を取って立て籠もった犯人に対して、いきなり射殺するのではなく、まず投降を呼びかけることは、犯罪者に融和的なのでしょうか。へたするとそう言いかねないので、産経は油断できませんが。
自民党新総裁に谷垣元財務相 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/306583/
“真正保守”を名乗る極右にも、リベラルの系譜にも向かわず、世代交代もせず、予定されていたごとくの新総裁が就任する自由民主党は、まさしく文字どおりの「真正保守」政党を宣言したのでしょうね。
かつて小泉首相の後継候補として麻垣康三と言われた4人が、結局順送りに総裁になったわけですが、三・康・麻・垣の順番が違っていたらどうなっていたかなとちょっと思いました。Wikipedia:麻垣康三を見ると関連語にWikipedia:三角大福が挙げられていて、なるほどと思いましたが（この4人も結局連続で総理総裁になりました*1）、ネーミングの妙と、それ以上に各々の人物のスケールで、だいぶ違いがありますね。順番の問題ではなかったかもしれません。
