産経「主張」はすげ替えたい。
【主張】自民総裁選告示 保守再生のシナリオ示せ - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/303665/
次期総裁は来年夏に行われる参院選の「顔」となる。
あいかわらず、このレベルの発想なんですね。自民党の敗因は、バラマキを競ったことでも「保守政党としての原点」*1を忘れたことでも、もちろん顔が悪かったからでもなく、どうしようもない腐敗と制度疲労と、それを改める意志もなく対立政党のネガティブキャンペーンに走るド腐れ根性に対する痛烈な批判です。
「とりあえず自民党がつぶれたら困る、刷新を期待する」というのは、多くの国民の意思だろうと思います。民主党が半永久的な一党支配に入ってしまったら今度こそ日本は終わりだ、と誰もが思っているからで、そのためには健全な対立政党に存在してもらわなくては困るし、いまのところその候補は自民党しかありません。ただそれだけの理由で、自民党に期待が寄せられているのです。もちろん前提条件として、繰り返しますが、根本的な刷新が求められています。いくらそれを言葉だけでわかったようなふりをしていても、顔のすげ替えというその考え方こそが批判されていたことに、自民党への熱狂的な支持を続ける産経新聞は、まだ気づかないのでしょうか。
