産経「主張」の警戒心。

　9日分です。

【主張】与那国島に自衛隊　防衛の空白解消は当然だ - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/275793/

　日本国南西端の与那国島に陸上自衛隊の部隊が常駐しレーダーサイトを作る計画に、諸手をあげて賛成しています。もちろん、対馬と比較することも忘れません。純軍事的に見ればレーダーサイトは国境のできるだけ近くにあった方が有利には決まっていますが、沿岸警備目的ということで、それほど本格的な話でもないようです。中国（中華人民共和国）の脅威ばかり強調していますが、同じように尖閣諸島の領有や、さらに沖縄（琉球）が日本領であることも認めない台湾（中華民国）についてはどうなのでしょうか。念のため書き添えておくと、昨日のエントリのウイグルに関してといい、中華民国を批判するようなことばかり書いていますが、わたし自身はいずれもそれほど問題視していません。ただ、産経が中華人民共和国を厳しく批判する論法が中華民国にもそのまま当てはまるのに、それをスルーしている、または気づいていないことを指摘しているつもりです。さらにいえば、（両）中国の領土拡張主義、少なくとも拡張主義派の言い分は、産経が属する日本領土拡張主義派とまったくのパラレルですよね。