産経、災いを転じる。他。

【軍事情勢】北ミサイルが突き付けた課題 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/korea/242053

　かなりネタ切れ気味で。なんで産経iza!は土日になるとオピニオン欄の配信をサボりがちになるのでしょう（MSN産経ニュースの方では読めるのですが）。おなじみ、野口裕之記者の【軍事情勢】も、日本国の軍備を前提とするかぎりまともな内容で、あまりツッコめません。唯一、「ＭＤシステムは単なる兵器ではなく、外交手段であり、国家の大戦略そのもの〜防衛関係費ではなく別枠で拠出すべきだろう。今回のミサイル発射がもたらした最大の「戦訓」はそこにある」というまとめは、「防衛費を抑制するなら別の名目で増やせ」ということでしょうか。こういうことを言い出す政治家やメディアがいるから、近隣諸国から無用に警戒されてしまうのです。発想が焼け太りというか火事場泥棒というか、災い転じて災いとなすというべきか。

扶桑社と記述８割共通　自由社の教科書が検定合格 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/education/241497

　近隣諸国の無用な警戒を招くつながりで思い出したので、10日のニュースですが取り上げておきます。「日本には極右教科書が2種類もある」と言われなければいいのですが(言われてるんだろうなあ）。内容の共通性を強調しているのは、昨年に自由社側（現・つくる会）が扶桑社側（教科書改善の会）を著作権侵害で訴えた裁判で自由社側が敗訴しているからでしょうね。どっちがパクりとかいう話じゃないわけですが。