黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経、CHANGEできず。

【コラム・断】死刑の温度差 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/dan/217969

 小説家・中村文則氏の「断」は、死刑制度への賛否を明らかにしない、論点を提起するだけ、と述べつつ、実質的に廃止論に近いものになっています。提起された論点は興味深いものがあると思うので、このテーマに関心のある方にはご一読をお勧めします。産経のコラムだからと毛嫌いせずに。

【麻生政権考】「CHANGE!」すべきは民主党 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/217897

 今日の筆者は日本文化チャンネル桜でもお馴染みの*1政治部野党担当・高木桂一記者ですが、あいかわらずこのシリーズは必死だなと。自民党の欠点には涙目をつぶって、民主党の弱点を探しています。
 佐藤優氏が持ち出した例で、ポリス・エリツィンロシア連邦大統領(当時)が1996年に再選される際、支持率は実質2%だったのに共産党政権復活への恐怖が有権者エリツィン支持に向かわせた、という話から、支持率が低いからこそ勝てるんだ、と詭弁を弄しているのには、(高木記者にも佐藤氏にも)笑いが止まりませんでした。そりゃ、1年後か数年後かに、小沢政権が支持率2%になったときに持ち出すべき理屈でしょう。
 まあ、民主党を含めた野党が今もっとも警戒すべきなのは「もう勝ったも同然」と思う油断なので、そういう意味では産経の記事ってのは野党側にとってありがたいものかもしれませんね。2005年総選挙(郵政選挙)の結果はみなさんご承知のとおりですが、事前のマスコミ予測では「自民分裂で民主有利、与野党伯仲もあり得る」とか言われていたんですよ(そのマスコミ報道が自民分裂選挙区に集中したことが大きな要因となって、ああいう結果になったわけですが)。