黙然日記(廃墟)

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産経、与党と首相を徹底擁護する。

【主張】雇用法案 政争の具にしてはならぬ - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/206295/

 政争の具にしているのは与党じゃないの? というのが素朴な疑問です。参院を通過した野党案を今からでも与党が受け入れ、衆院で成立させれば年内に対策を実行し、極寒の路上で年を越さざるを得ない人を一人でも減らすことができるのに、それをやらないというのです。丸呑み不可能な内容ではないし、そもそも政府与党が二次補正予算案を提出していれば、こんなことにはなりませんでした。野党側にその失態を責める目的があるにせよ、失態を認めないことで国民に悲惨をもたらす政府与党に、なんの価値があるのでしょうか。産経新聞は、なんの価値があると思ってこの与党を擁護しているのでしょうか。

【土・日曜日に書く】中静敬一郎 性急にすぎないか麻生評価 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/other/206296
 米国では政権発足から100日間をハネムーン(蜜月)といい、お手並みを拝見する。まだ実績が出てこない中、評価は時期尚早と判断しているからであろう。

 中静論説副委員長が指摘するこの米国の習慣には、「我々が政策に賛同して選んだ大統領なのだから、あとは実務能力を見るだけだ」という前提があるはずです。日本国民の我々は、3年3ヶ月前に自公連立政権を選択しましたが、そのあと党内の人気投票(組織票あり)だけで3人もの為政者を交代させることまで、承諾した覚えはありません。自公政権を選んだとしても麻生太郎氏という人物を首相にすることまでは選択していませんから、麻生政権への批判はあって当然です。
 以下、麻生氏の文章力や先見性を褒めているのですが、それが事実だとしても参謀的な仕事に求められる能力であって、大臣は務まったかもしれませんが首相の器ではないことに変わりはないのではないでしょうか。