産経「正論」裏切る、他。
あれ? 18日分です。なんでもう日付が変わっているのだろう。
【政論探求】どうせ「ばらまき」ならば… - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/196615/
税務関係の担当者には守秘義務があるだろうが、そうでない職員にどこまでこれが徹底するか。
“腐れノーミソ””弁明転々審査員”花岡信昭氏は、あいかわらず堂々と産経の紙面に連載しているわけですが、今回は定額給付について、こんなことを書いています。区市町村職員には一律で守秘義務があるんですが……(地方公務員法第34条1項)。まさか、おカミにそんなものはないと思っていたのでしょうか。ニッポソ国の常識ははかりしれません。
【主張】党首会談 「政局」に戻してはならぬ - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/196628/
今秋の金融危機を受けて民主党は、本来なら今国会で最大の焦点になるはずだったテロ特措法でさえ譲歩してもいい、解散も先送りなのはしょうがないから、とにかく緊急経済対策を急げ、補正予算を成立させろ、とずっと言っていて、与党との間でも合意ができていたわけです。ところが麻生内閣がいつまでももたもたと補正予算案を出さないものだから、「緊急対策ってのは緊急にやらなきゃ意味がねえんだ、てめえしまいにゃテロ特台無しにするぞ、それが嫌ならさっさと補正予算出せ。出せないんなら解散して民意を問え」と脅しているわけです。
民主党のこのやり方が、最適解なり正当な手法なのかは議論があるとしても、合意を破り、なおかつ緊急経済対策を台無しにしているのは与党の方なのですから、まずそちらを批判するべきでしょう。
この点では、日経の社説がわりとよくまとまっていますね。
社説2 与野党とも「政局より政策」で(11/18) - NIKKEI NET
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20081117AS1K1700717112008.html
【正論】「民主党=中国重視」は単純過ぎ 中嶋嶺雄 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/196629/
というわけで党首会談のことを考えていたので、この見出しが目に入った瞬間、日本の民主党のことかと思ってしまいました。もちろん米国の民主党と、民主党から立候補して当選したオバマ次期大統領の外交政策についてです。もし日本のことだったら、産経「正論」が日本のネトウヨを「単純すぎ」と評したことになって、たいへん面白かったのですが。*1
中嶋氏の主張は、オバマ政権になったからといって親中になるとは限らない、対立することもあるだろうし、それだけに日米同盟もあいかわらず重要になるだろう、というものですが*2、変ですねえ。たしか産経新聞の記者(編集特別委員)で、「オバマ氏(あるいは民主党)が政権を獲れば中国重視で日米同盟は反故にされる」と強く主張していた人がいたはずですが。中嶋氏が、共著もある盟友を批判したと言うことなら、これはネトウヨ批判どころではないおもしろさです。ちなみにその名優は、主に対北朝鮮問題についてですが、このような分析をしていました。
日米同盟はどうなるのか――ブッシュ政権の北朝鮮政策の変転 - ステージ風発:イザ!(10/31)
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/776697
オバマ陣営の政策が日米同盟に不吉な影を広げる - ステージ風発:イザ!(11/01)
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/777953
日本にとっての「二重の危険」とはなにか――北朝鮮の「テロ支援国家」の指定解除 - ステージ風発:イザ!(11/03)
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/780553