黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経対馬キャンペーン、詳細が明らかになる。

 あー。これって、いつまで続くんでしょうね。最初の3回連載が10月21〜23日でしたっけ。キャンペーンとしてはそろそろ第二弾が必要な時期ではあります。そんなこんなで今日未明、2本の記事が配信されてきました。

対馬が危ない】海上警備、装備見劣り - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/195128

 この記事は、火付け役兼煽り役の宮本雅史編集委員によるものです。海上保安庁対馬海上保安部は6隻の大型巡視艇を備え、うち3隻が今年3月に最新型に更新されたそうです。しかしこれでも悪質化する密漁には対抗しきれないのだとか。たいへんですね。国防とはあんまり関係ない話ですけどね。
 さらに問題なのが、密航対策です。現在対馬では、「密航者に注意」という看板が目立つのだそうです。怖いですね。
 いきなり話は変わりますが、わたしも最近、近所の体感治安が悪くなってきたと感じ、地域警察にはがんばってほしいと期待しています。しかし、なぜ体感治安が悪いと感じるのかをよく考えてみると、「空き巣に注意」の看板が増えたり、「車上荒らしが増えたので何か気づいたら連絡を」とお巡りさんが訪問してきたり、そういうことが重なっているためのような気がします。話を戻しますが、対馬で「密航者注意」の看板を掲示しているのは、対馬市ひいては対馬市長ですよね。と、このへんは次の記事に続く伏線です。
 密航者の恐怖について、さらに記事は続きます。作元義文・対馬市議員(国境離島活性化特別委委員長)によれば、(韓国からの)密航者が「韓国人が経営する民宿や釣り宿に潜り込めば、捕まえようがない」のだそうです。はて。日本国の領土内にある普通の建物には、不動産所有者の国籍には関係なく、日本国の警察権が及ぶものだと思っていました。朝鮮総聯が所有する建物にさえ強制捜査が入ったのはつい最近の話で、この裁判については産経新聞が、今日も熱心に報じていますよね。

対馬が危ない】超党派防人の島新法議連」結成へ - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/195136

 こちらの記事は無署名で、このキャンペーン関連で既報の、日本会議国会議員懇談会 「真・保守政策研究会」と「日本の領土を守るために行動する議員連盟」が合同会合を開いた、というものです。もう固有名詞を並べるだけでめんどくさいし、そろそろ合併でもしてくれませんかね。実質同じなんだから
 財部能成・対馬市長がこの会合に参加したというのが、目新しいところです。市長の持論であるらしい「防人の島新法」に向け、今月21日に対馬を集団視察するとか、もしかしたら新たに議員連盟を(同じメンバーで)さらに作るかもしれないとか言っています。この人たちの歳費も我々の税金から出ているわけで、いいかげんにしてほしいものです。
 ここで先の記事からの伏線からつながるのですが、この記事には財部市長が作成した防人の島新法の具体案が並べられています。自衛隊の増員なども挙げられていますが、簡単に要約すると「うちの地方は特別だからもっと国が金を寄越せ、金が落ちるようにしろ」となります。市長が国会議員に陳情する内容としては、非常に理解しやすいところです。
 ところでこの記事によって、たいへんな事実が判明しました。財部市長が把握している範囲だけでも、韓国資本による対馬の不動産買い占め面積は、島全体の面積の0.26%にものぼるそうです。ちなみに、日本国全体に占める対馬の面積が0.19%ぐらいなので、その4割増しといったところですね。
参考画像: 日本地図.svg - Wikipedia

追記。(11/14 00:30)

 この会合については、西日本新聞 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/59220時事通信 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008111200876 、日刊スポーツ http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20081111-428460.html なども独自に報じたようです。そろそろ洒落にならなくなってきましたかね。