黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経、でかい仕掛けを垂らす。

暇ネタ。

【外信コラム】ポトマック通信 大使一家と愛犬の物語 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/gaishin/188579

 古森氏はワシントン・ポストをよく読んでいますねえ。それにしても、編集特別委員ともあろう記者が、他紙の暇ネタを翻訳してコラムのノルマを埋めるのはどうかと思います。ご本人も、よほどすることがなくてヒマなんでしょうか。米大統領選では、いろいろ面白いことが起きているというのに。

マケイン陣営、国連ロシア代表部にも「献金のお願い」 - asahi.com
http://www.asahi.com/international/update/1021/TKY200810210057.html

 これはあきらかにマケイン陣営のケアレスミス(または集めた名簿の肩書きを確認する余裕もないほどの必死すぎ)なので、文書を公開して拒否を表明するロシア側の対応も大人げないような気はしますが。

大物。

【産経レジャーニュース】対馬沖や大分沖では大物の釣りが絶好調。タモ網が追いつかないほどの入れ食い状態。

対馬が危ない】(上)韓国、不動産相次ぎ買収 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/188587

 宮本雅史編集委員による現地取材です。これだけでかなり長い記事なのですが、まだ半分ですか(まさか三分の一じゃないだろうな)。
 いやあ、日本は金融危機におびえているのに、韓国って景気がいいんですねえ。対馬の土地が韓国資本に買いあさられている、という記事なのですが、よく読むと、ホテルとか民宿とかが買われているだけのようです。観光が主力産業の島で、韓国からの観光客が多いのですから、投資が増えるのも当然だし、島の経済にとってはいいことではないかなあ、と思うのですが。そういえば、同じく観光の島である沖縄への海外観光客誘致計画を、まるで沖縄を外国へ切り売りする計画のように捏造したネトウヨコピペもよく見かけますなあ。
 宮本氏の文章は、韓国資本のホテルの門が来訪者を威圧しているとか、天皇皇后ご行幸啓の碑が人質のように建物に挟まれているとか、ホテルは外から覗けない構造になっているとか(当たり前だ)、いちいち表現が物凄くて、ここまで悪意にとれるのはすごいなあ。客にプレッシャーかけるホテルがどこの世界にあるんだよ*1
 土地を買った韓国人が中国とも取引をしているらしいことを「中国の影がちらつく」とか、「(これからは)『韓国人が増えるのではないか』と断言した」とか、いろいろ愉快な表現もあります。


 ところでこの記事にひとつ、興味深い記述がありました。20年ほど前に不動産購入を始めたのは韓国系の宗教団体で、一千万円単位の現金をちらつかせていたそうです。壺何個分でしょうね。この記事に書かれている「韓国からの不動産購入」がすべてその酒興団体によるものだったら、それは由々しき事態ですが、韓国だからという問題ではないでしょう。

【正論】佐々淳行 日教組よ、まず「自己批判」せよ - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/188578/

 事例を挙げて日教組に反省を求めているのですが、とりあえず、あさま山荘事件連合赤軍と対峙した佐々氏が「自己批判」とか「総括」とか言うのを見ると、「えー、君たちには今から殺し合いをしてもらいます」(ビートたけし氏の声で)という宣告に思えてしまうので、ちょっと控えてもらいませんかね。
 いろいろツッコミどころはあるのですが、日教組が反省すべき行動のひとつとして挙げている、佐々氏のお子さんに関する体験についても、なにか論理矛盾がありませんか。事件そのものについては、たしかにその教師の行動は理不尽なものです。しかし産経新聞は、体罰肯定派でしたよねえ*2。そしてまた、学校側が子供を処罰したことに抗議する親を「なんとかペアレント」と呼んで化け物扱いいませんでしたか。その体罰が理不尽であるかどうかは問わずに。*3

*1:シティホテルのボーイは馴染みでない客をバカにすることのプロフェッショナルだ、という東海林さだお説もあって、これはこれで実感的に事実ですが。

*2: d:id:pr3:20070618:1182150436 など

*3:この「正論」についてはタモ網が追いつかないので以下略とさせていただきますm(_ _)m