黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

古森義久氏、お忙が氏。

古森blog。

労働組合はなぜ衰えたか――アメリカの例にみる(1) - ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/616352

 ワシントンの中心には「ホワイトハスウ」という建物があるそうです。そんなことはどうでもいいのですが、日刊こもりんでは、「SAPIO」6月25日号に掲載された文章の自己引用がまたしばらく続くようです。
 まだ序論部分なので評価はできませんが、リベラル大嫌い、共産主義打倒のためならたいていのことは許されると思っている古森氏が、「民主党リベラル傾斜」とする米国の労組をどう扱っていくのか、楽しみにしています。
 いまのところは、「アメリカという国全体が労働組合に動かされるといっても、それほど誇張のない(過去形)」と持ち上げていますが、誇張でしょう。単に、1980年代の日米貿易摩擦を取材していたとき、労組の影響が大きいことに驚いた、というだけの話のようです。

1面コラム。

【あめりかノート】五輪は中国の悪夢となるか ワシントン駐在編集特別委員・古森義久 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080623/chn0806231939005-n1.htm

 23日夜に配信されたということは、やはり24日朝刊掲載コラムなのかな。3日前にも古森氏の1面コラムが掲載されたばかりなのですが。
 ワシントンD.C.では中国の人権に関する議論が盛んだそうです。このコラムに紹介されているだけで3日間にのべ7件のイベントや公聴会が開かれ、それぞれにいろんな組織の関係者が参加しているので、その全部をチェックするだけで一苦労です。というか、古森氏の訳した固有名詞を元にスペルを推測して検索していくのは無理です。
 たとえば、冒頭に紹介されレている「北京の競技と五輪の人権挑戦」というイベントの名前は、いったい日本語なのでしょうか。心当たりの単語で検索してみても、該当のイベントのことはまったくわかりませんでした。結局、別のアプローチで発見できたのですが。

China’s Great Leap: The Beijing Games and Olympian Human Rights Challenges - The Nation Endowment for Democracy
http://www.ned.org/events/events.html#June1908

 「北京大会で、オリンピックの人権(感覚)が試される」と訳すことはできなかったのでしょうか(この訳で意図が正しく伝わるかは別として)。『中国の偉大な飛躍』という本に関するイベントのようなのですが、古森氏は意図的なのかどうか、その点の紹介を略していますね(もっとも、Human Rights Watchという団体が編集に関わった本なので、単純に中国礼賛ではなく、皮肉を込めたタイトルなのかもしれませんが)。この調子で全部確認していくのは無理です。
 まあそんなわけで、全部のイベントに参加するのは物理的にも無理にしても、イベントがあれば報ずるべきことも増えるわけで、古森氏はたいへんお忙しいようです。