産経小ネタ0620。
北京五輪で中国のネット、マスコミ統制緩和するか…米議会公聴会分析 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080619/amr0806191738013-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080619/amr0806191738013-n2.htm
肩書きを「杏林大学客員教授」から「米国議会傍聴人」に変えた方がいいんじゃないかと思われる古森義久氏の記事です。どうでもいいんだけど、最近こもりんの書いた記事がiza!に配信されていないような。さらにどうでもいいけど、日刊こもりんは終わったのでしょうか。
などと関係ない話を並べているところからもわかるとおり、記事そのものにはあまりツッコミどころがありません。「米国の対中姿勢を日本はもっと見習え」と古森氏が繰り返し強調しているのは、見習ってもらわないとこういう記事を書く意味がなくなってしまうからなんでしょうかね。
【正論】和田秀樹 精神鑑定の「基準」づくりを急げ - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/154604/
そういえば和田氏って、映画監督*1じゃなくて精神科医だったんだな、ということをやっと思い出しました。
しかしこの「正論」で、渋谷バラバラ殺人事件の地裁判決で精神鑑定結果が取り入れられなかったことについて*2、「医学(精神医学)がいーかげんだからだ」と結論づけているのを読んで、また「あれ、和田氏って精神科医だったっけ?」と確信が持てなくなってきました。そのあとに述べられていることは、いちおうもっともらしく見えるのですが。渋谷バラバラ殺人事件で鑑定結果が重視されなかったのと前後して、最高裁が「もっと重視しろよおまえら」と下級審に方針を示しているわけで、この事件の例を持ち出してもあまり意味がないんですけどね。
【産経新聞創刊75周年対談】(上)ネットとの融合は可能か - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/internet/154750
えーと。たしか以前から産経は、「唯一戦後に創刊された全国紙で戦争協力の罪を負っていない」と威張っていませんでしたかね。もちろんそれに対して、「一般紙になったのが戦後というだけ」「前身の一つである大阪新聞は思いっきり翼賛報道していたぞ」と突っ込まれていたわけですが*3、ここで産経新聞創刊75周年を祝ったということは、1933年創刊だという事実を認めたわけですね。
あ、申し遅れました。産経新聞社様、創刊75周年おめでとうございます。心よりお祝いいたします。