黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

小ネタ0612。

安倍氏経済制裁見直し論、百害あって一利なし」 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/152651

 北朝鮮問題になると腕まくりを始める安倍氏です。最近また威勢が良くなってきましたが、森元首相のようにうるさいだけのおっさんになるのではないかと心配です。それを逐一広報する産経も産経ですが。無署名だけど、遊軍記者かな? 

【正論】神谷不二 イデオロギーから「実利主義」へ - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/152411/

 「東アジア新潮流」というシリーズを始めたようです。どうせまた2〜3回でしょうが。
 神谷氏の考えによると、国際紛争イデオロギー紛争から経済的利害の衝突へと変化し、ナショナリズムの克服とグローバリゼーションが進行している、のだそうです。そうした状況の実例として、韓国では実利主義が李明博政権をもたらしたことを挙げていますが、さて。どうも今現在の韓国は、実利を度外視した感情的な排外運動が盛んになっているようなのですが。
 その後の展開は、予想どおり中国の体制批判です。今どき少数民族問題を抱え込むのは得策ではないのに、とか、一般論としての結論はけっこうなんですが、前提がそもそもおかしいのがねえ。

【コラム・断】予言されていたプロファイル - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/dan/152488

 宮崎哲弥氏の「断」です。6月4日の産経新聞「正論」欄、作田明氏の『凶悪犯罪多発の3つの背景』*1秋葉原事件が予言されていたと、コーフンしているようです。トピックとしては、はあそうですか、という感じですが、宮崎氏の主張はどこにあるんでしょうね。

日本社会が生み出した「若者の危機」 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/152383

 SANKEI EXPRESSらしく、海外の論調を紹介しています。教育と格差問題に原因を求める論調が多いことをきちんと紹介していて、同じ会社が出していても夕刊フジとはかなり違うなあ、という印象です。「タイム」誌が間庭充幸静岡大名誉教授のコメントを紹介しているのも、その内容がまともなのも、ちょっと意外でした。*2

問責可決も“風”吹かず? 茨城県内白けムード、熱高まらず - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/152415

 産経新聞水戸支局はやたらと元気なんですが、地方紙ならともかく、この記事を全国版に載せる気じゃないでしょうね。茨城地方版というのはないんだし。産経全体で大阪ローカルの記事が多いのはわかりますが、水戸支局はどうしたいんでしょうか。

ITmedia小ネタ。

 別にITmediaの報道に文句をつけるわけではなくて(ツッコミたく思うことはしょっちゅうありますが。IT戦士がらみの記事など)、小ネタのうちITmediaがソースになっているものです。

秋葉原殺傷:書き込み検知技術開発へ 総務省が予算要求 - 毎日jp
http://mainichi.jp/select/today/archive/news/2008/06/12/20080612k0000e040072000c.html
09年度予算の概算要求に盛り込み、11年度までの完成と早期の実用化を目指す。

犯行予告収集サイト「予告.in」公開 「0億円、2時間で作った」 - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0806/12/news036.html

 痛快なニュースです。総務省が2年以上の時間と数億円の予算をかけて研究すると言っているサービスを、一人のエンジニアがあっという間に「予告.inhttp://yokoku.in/ というサイトを作ってしまったそうです*3。キーワード収集エンジンなんて、多少のノウハウと適切なアイディアがあれば簡単に作れるようなものなので(それにしても2時間は異常ですが)、総務省はなにを根拠に数億円はともかく2年間という見積もりを出したのか。もちろん、両者のアプローチは異なっていて、総務省版は精度を重視しているのでしょうが、予告.inはその点もhackに解決しています。CGMの活用もそうですが、最終的に人の目で確認するしかないものですから、100%の精度を求めるのではなく95%でいいものなんですね。こういう行為をhackといい、やってみせる人を本物のhackerというのです。
 これと逆に、「5000万人の名寄せを1年以内でやる」と公言した馬鹿な政権がありましたが、手書きのデータを参照するのがどれだけ困難であるかも、コンピュータの「きちんとした」知識があればわかるはずのことです。もしかしたら日本の官僚はコンピュータの知識がゼロなんじゃないか、少なくともhackerがいたりその能力を活かしたりということができない体制なのだろうなあ、と思います*4

読売、記事見出しをRSS配信 ブログパーツも - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0806/12/news093.html

RSS配信 : YOLツール : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/tools/rss/

 ようやくです。見出し配信の訴訟問題があったとはいえ、Web2.0時代に通用する論理ではなかったことを、ようやく認めたようですね。ただ、最新5件はあまりにも少なすぎて、読まれない記事も増えそうですが。
 それはそれとして、便利に使わせてもらうつもりです。何度か言っていますがニュースサイトをほとんどRSSリーダで読んでいるので*5、いままで五大紙の中で読売と日経だけがチェック漏れが多かったのですが、これで多少は読売もフォローできるようになると思います。あらたにすが予想以上に使えなくてねえ。

*1: http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/150288/

*2: TIME電子版 http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1812808,00.html 。間庭氏については http://d.hatena.ne.jp/pr3/20070925/1190655689 参照。

*3:はてブがすごいことになってますね。これを書いている現時点で、予告.inに579 users、ITmediaの記事に475 users。

*4:「官僚的なもの」の対極にあるのがhackですから、当然といえば当然なのですが。

*5:この手のネットがらみの記事でITmediaをソースにすることが多いのも、Impressがメールインフォメーションしかないためです。こちらは導入されないのかな。