黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

古森義久氏、あちこちを視る。

 古森氏はまたヒマになったのか、連日更新モードに突入したようです。追いかける方もたいへんです、って、ネットストーカーの分際でなにを言っておるのか(笑)*1。そういうわけで、昨日と今日のエントリを合わせて二本立てになります。

古森義久氏、中国を視る。

中国とはなにか(2)――国際社会での中国の異質性とは - ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/597185

 えーとまず、前回のエントリを「古森義久氏、実際にドイツへ征く(1)」*2と題したのですが、古森blogの(2)がドイツとあまり関係ないようなので、こちらの(1)は(1)で終わりです。エントリの中身は前回に引き続き、「諸君!」7月号に掲載された文章の自己引用です。
 長文記事の一部なのでここだけで結論を出すわけにはいかないのですが、とりあえずこの部分を要約すると「秘密主義で政治が動く中国は、なにを考えているかわからない。内政・外交とも、異質さを隠せない。今後も現在の国際社会のルールを受け容れるとは限らず、超大国になったとき、自分の都合のいいようにルールを変えてしまうのではないか」ということだそうです。この「ルール」の一つにマルクス・レーニン主義のことを念頭に置いているようですが(コメント欄参照)、具体的にはいまさらなにができるっていうんでしょうね。
 この「超大国が実力で国際社会のルールを都合良く変えてしまう」という危惧を古森氏は強く持っているようですが、なんかそういう例って他にもありませんでしたかね。20世紀終わりから21世紀にかけて。
 これ、「諸君!」では記事の見出しが「欧州で」と大きく出ているのですが、いまのところその根拠が、ドイツと日本だけの会議と、空港で見かけた団体観光客だけなんでしょうかねえ。いまのところ、ですが。

古森義久氏、米国を視る。

アメリカ社会は黒人大統領を選ぶか――オバマ候補の指名確定で - ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/598251

 だから(3)は? と思ったのですが、これはまあ、緊急ということなのでしょう。バラク・オバマ氏が米民主党大統領候補にほぼ確定したことを受けてのエントリです。ほとんどは、5日付産経新聞朝刊に掲載された記事のコピペです(blogにあるテキストと実際の記事を比べると、表現の手直しレベルで文字数を詰められているようです。おかけでかなり読みづらくもなっていますね)。

米国社会は人種問題を克服したか 米大統領選 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080604/amr0806041840014-n1.htm
その理由はオバマ氏の知性や教養に加えて「カリスマ」や「チャーム」と評される個人の資質が旧弊な意味での黒人をまるで感じさせなかったことだろう。

 ……21世紀の時点で、仮にも日本を代表するメディアのひとつが掲載した記事とは思えません。ていうか思いたくないんですけど、載っちゃったんだよなあ。どうしよう。国辱ものだよなあ。

*1:ネットストーカーの定義について。ストーキング事件があってとき、本人は自分がストーカーであることを絶対に認めません。ある人物がストーカーであるかどうかは、本人の認否にかかわらず、被害者と周囲が決めるしかありません。古森氏や周辺は「pr3はネットストーカー」と認識しているようなので、その認識に従い該当人物をネットストーカーとして扱わざるを得ません。

*2: http://d.hatena.ne.jp/pr3/20080602/1212418103