黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経と中国のインターネット。

自衛隊機派遣 強硬派と世論動向の狭間で悩む胡政権 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/148932/
中国のインターネットでは冷静な見方もある一方、「売国的行動だ」「中国人の悲哀だ」と批判的な書き込みが目立っている。

産経抄】5月31日 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/149254/
中国のインターネットに受け入れ批判が相次いだ。

【主張】自衛隊機派遣 日中の問題点克服しよう - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/149273/
中国のインターネットで批判的な書き込みが相次いだ。

 いちばん上は29日付の中国総局野口東秀記者による記事、「産経抄」「主張」は今日31日付です。
 これはひどい中国のインターネットですね。
 ……という伝説的な初心者ネタ(つまり、「ウェブ=インターネット」という勘違いに「掲示板とウェブ全般の区別がつかない」という勘違いも重なったもの)を、仮にも全国紙が複数ヶ所でやらかしているのです。
 産経抄では「中国でのインターネットは、日本などに比べると作為的な部分も多いという」という文章もあって、一部の政治勢力が誘導しているという仮説を示して「そんな権力闘争の表れといった見方もなくはなさそうだ」とか、他にも断定を推測に、推測を断定にすり替える文章がいくつも出てきて、とても人前に出せる日本語ではないですね。あと、日本でもチーム世耕(ry
 「軍靴を履いた日本人を中国に入れることは絶対に不可能だ」という主旨の“中国のインターネット掲示板における書き込み"を、3本の記事とも引用しています。もしかしたら、「産経抄」「主張」とも、野口記事をソースにしているんだろうか。自衛隊機派遣に関する記事で、あるいは中国国内のCGM発信について「中国のインターネット」なる表現が出てくる文章も、iza!で調べたかぎりではこの3本だけです。3本とも同じ人が書いたのでは、とは言いませんが、少なくとも同じ日の「産経抄」と「主張」で、ここまでネタかぶりしてはいけないことぐらい、わからないのでしょうかね。