産経小ネタ0529。
【正論】小堀桂一郎 裁判員制度の実施を断念せよ - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/148691/
あひかはらず旧仮名遣ひでコミュニケイションを拒絶したやうな、小堀氏の登場です(ごめんなさい、以下は普通に書きます)。あいかわらず、「正論」欄らしい暴論ですね。
裁判員制度への批判そのものもなんかおかしいと思うのですが、正直言うとわたしにはよくわかりません。ただ、各地の弁護士会でも反対決議をしているようなので、それなりの法学的な論拠はあるのでしょう*1。こうした反対意見の表明を朝日・毎日だけが報道し、産経はそれを報じないどころか最高裁長官の推進論を掲載したらしく、「正論」大御所としてはトサカに来るところなんでしょうね。
それはともかく、後半ではいきなり支那事変(日中戦争)が泥沼化したことを持ち出しています。最高裁が官僚的な姿勢でメンツにこだわり引き返せなくなることを、旧日本軍にたとえて批判したいようですが、唐突すぎて笑ってしまいました。
あー、けっこう長文になってしまいましたが、ネタとしては小粒なのでここで。
【主張】クラスター爆弾 日本の安全が損なわれる - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/148672
日本の長い海岸線を守るためにはクラスター爆弾しかないそうです。じゃあ他の軍備は不要ですね、禁止条約に参加の意思がない米国との同盟が損なわれるとか、あいかわらず産経「主張」は愉快だなあ。
米大統領の元腹心、イラク戦争批判の回想録出版で波紋 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080529/amr0805291910015-n1.htm
「イスラム原理主義」への勝利訴え ブッシュ米大統領 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080529/amr0805291335010-n1.htm
上の記事(山本秀也記者)は、州知事時代からのブッシュ氏の腹心で03年〜06年に報道官を務めたスコット・マクレラン氏が、イラク戦争やカトリーナへの対応について痛烈に批判した回想録を出した、というもの。下の記事(共同通信配信)はそれにも言及しつつ、ブッシュ氏がイスラム原理主義を第二次世界大戦の日本とドイツにたとえて戦いを訴えた、というものです。産経と直接関係はないのですが、いろいろ涙目になりそうなニュースですね。
立川優さんの「人類の進歩と調和」:イザ!
http://writer.iza.ne.jp/blog/
見落としていたというか調べる価値も感じていなかったのですが、iza!編集部立川優記者の個人blogをたまたま発見してしまいました。なぜ記者blog扱いではなくユーザblog扱いなんだろう。エヴァ厨、ようつべ厨なのは知っていましたが、それにしても痛すぎる……。なにかへのコメントらしきエントリもあるのですが、いったいどこに宛てたものやら。
「こういう人には(新聞)記者を名乗らないでほしい」と思うパターンはいろいろあるのですが、特定の権力にべったりとか捏造報道をするとか以前に、コミュニケーション能力のない人がいちばんの不適格じゃないでしょうかね。
分別なき処罰は安易、痛みあるしつけも必要 間垣親方ら処分 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/sumo/148883
奥山次郎記者によるこの記事は、おもいっきり体罰を肯定しています。以前、時津風部屋での殺人事件を「愛のムチ」と表現したサンスポ*2がまたやったのかと思ったのですが、どうやら産経本紙に掲載される記事のようですね。