黙然日記(廃墟)

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古森義久氏、乗り換える。

松原仁議員が拉致問題ヒル国務次官補に迫った――ワシントンでの日本の主張 - ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/566637

 家族会・巣食う会に一部国会議員が参加した、拉致問題合同訪米団のようすを、特に松原仁衆議院議員の“大活躍"を中心に伝えるエントリです。他に中川(酒)議員も参加したようですが、松原議員への絶賛に比べると、まったく言及がないですね。まあ、ワシントンD.C.ももうビールのおいしい季節ですからね。
 前回訪米団以後、古森氏は訪米団長だった平沼赳夫議員をやたらに持ち上げていたのですが、それはやめて(一段落して)、今度は松原議員を持ち上げることにしたのでしょうか。松原議員は民主党所属ですが、民主支持者の大半は「(これ以上問題を起こす前に)早く出ていってくれないかなあ」と思っているし、まあ近々そうなるのでしょうから、問題ないのでしょう。
 しかし松原氏は、本当に古森氏が書いているように、国務長官補や上院議員らに向けて「解除は日本の“国益"にならない」とだけ訴えたのでしょうか。後半にある会談記録記事(銀はがしクイズ付き)を読むかぎり、あきらかに途中でカットされているので、他になにを言ったかはわかりませんが、「日本の“国益"」だけを押し通したというなら、いったいなにをしに行ったのやら、という気になります。米政府・議会のメンバーは100%米国のために働いている人々なので、この件で有効な説得はただひとつ、「解除は米国の正義にならない」しかあり得ないと思います。まあ、電報で伝えたわけじゃないですから、実際には両方の説得を試みたのかもしれません。だとしたら、両者のうち「日本の国益」だけを伝える国際問題評論家の感覚ってどうなのよ、という問題になるだけですが。わざわざ出かけていって、相手の反応も計算せずに言いたいことだけ大声で言って帰ってくるぐらいなら、ホテルでビール飲んで酔いつぶれていてくれた方がまだマシ、というぐらいなものです。
 しかし、ヒル次官補と松原議員(および増元・家族会事務局長)の会話は、まったく噛み合っていませんねえ。古森氏は松原発言を「遠慮のない意思表明の迫力」と評していますが、遠慮がないにもほどがあるだろ、と。

正解コーナー。

 今回の古森blogにある銀はがしクイズの正解だよ! 引用されているヒル長官補と合同訪米団会談詳細記事(全4ページ)へのリンクは、1ページめが「松原仁」と「プルトニウム(最初)」、2ページめが「遠心分離機」と「プルトニウム(二番目以後)」、3ページめが「斎木昭隆」と「アジア大洋州局」と「増元照明」、4ページめは「現在進行形」と「バルカン半島」にありました。みんな、わかったかな? 正解者の方にはもれなく、“なにこれ?感"をプレゼントするよ。次回の「クイズ:ステージ風発」をお楽しみに! *1

*1:ていうかこれ、マジで謎です。1〜4ページで分かれているのはコピペ元へのリンクになっているのでしょうが、なぜそのテキストがリンクにされたのかが不明。自動キーワードのバグとしても、普通に解説にリンクされているキーワードもあるので。