黙然日記(廃墟)

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産経と呉智英氏への期待。

【コラム・断】編集者・校閲者の見識は?
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/breview/121835

 呉智英氏と佐々木譲氏の論争が続いています。これまでの経緯はこちら。

【コラム・断】その時代にこれはないぜ (1/10 呉智英氏)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/dan/114557
【コラム・断】小説は時代をどう描くか (2/6 佐々木譲氏)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/dan/120680

 「民主警察」なんてのはそれこそ戦後の流行語で、むしろ「ここ20年は聞かない」と言うべきではないかと思いますが、まあそれはそれとして。
 イデオロギー的な部分はともかく、文筆家としての呉智英氏は、嫌いではありません。佐々木氏のことはよく知らないのですが、堂々たる反論であり、今回は上にも挙げたように呉氏の旗色がいささか悪いようです。今日の「断」では話を逸らしにかかっていて、最近の編集者・校閲者全般の問題だとすり替えています。
 しかしここで撤退戦を繰り広げるなら、世間のご意見番としての呉氏に、どうしても触れてもらいたかったことがあります。産経新聞の編集者・校閲者はなにをやっているのか、と。かつて、塩原経央産経新聞校閲部長を名指しで批判した呉氏のことですから*1、塩原氏退任後も現在まで続く産経新聞の惨状について、一言も二言もあろうと思います。見識のない編集者・校閲者を示す絶好のサンプルがすぐそこにあるのですから、次回にはぜひ言及していただきたいところです。それこそ見識のない腰抜けの編集者によってボツにされなければ、ですが。