産経iza!、まだセカンドライフを支える。
“守る”と“創る”は対立するのか−−07年のネット界-イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/internet/112373
「Second Life」がポシャり、「ニコニコ動画」が急成長。何の前触れもなく降臨した「初音ミク」が創造を加速する。
iza!に掲載されていますがITmediaとの提携記事で、ITmediaの今年のアクセスランキングまとめです。冒頭の文章が、今年のネット事情総まとめ、みたいなことになっていて、まあ妥当なところでしょう(筆者は“IT戦士”岡田有花記者*1)。
ところで、iza!のニュースページを「セカンドライフ」で検索すると、この記事を除いて(というか出てこない)39件の記事がヒットします。コラムなどでちょこっと触れられているものや、仮想現実サービスの一般名詞として使っているようなものも含めてですが、ひととおり見た範囲では、「日本版セカンドライフはポシャった」ということを、頑として認めようとしないんですね。それどころか、7月のサービス開始をピークに、9月ごろまで提灯記事ばかり続きます。日本版でユーザが増えていないことをやっと認めたのが、10月のリンデンラボ社副社長講演の記事*2。もちろん「俺たちの戦いはこれからだ」的な強気の見通しを述べるものですが。
12月になってもまだ提灯記事を続けているので、産経としては(広い意味の)教科書問題と同じく、引くに引けないところまで踏み込んでしまっているのではないでしょうか。踏み込んでしまったのは某最大手広告代理店で、産経はその言いなりになっている、という構図かもしれませんが。そんな記事ばかり読まされてきたiza!読者にとって、冒頭に引用した記事はどのように映るのでしょうね。*3
*1:今年もやってくれました。ランキング47位の記事に注目。あの歌が耳から離れません(マジで)。
*2: http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/91721/
*3:ITmediaも全体を検索してみると、Second Lifeの提灯記事が多いんですけどね。一見批判しているように見えて実は提灯だったり。