古森義久氏、追記する。

拉致問題合同訪米団の成果か――アメリカ上院に北朝鮮テロ支援国家指定解除の反対決議案-ステージ風発：イザ！
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/419811
「北朝鮮政府が米国政府、韓国政府が満足する形で日本の警察庁よって北朝鮮に拉致された日本国民として認定されている１５人の解放する、あるいは消息の発表をする」ことがない限り、北朝鮮をテロ支援国家の指定から解除してはならない、という記述があります。

　上院決議案に拉致議連などによる訪米団の陳情が反映されたと、古森氏大喜びです。よほど嬉しくてあわてていたのでしょうか、朝イチで見た段階では、こんな翻訳文を掲げていました。現時点では「１５人の解放する」が「１５人を解放する」に直っていますが、「警察庁よって」はそのままです。魚拓取っておけばよかったな。ミスの他にも、全体的にもうちょっと読みやすく直した方がよさそうですがねえ。また、中井洽・古屋圭司・鷲尾英一郎・馬渡龍治・西村眞悟各議員それぞれの顔写真が追加されています。もちろん、例によって公式サイトやYahoo!みんなの政治からの直リンクです。
　古森氏の追記として、「政党はあてにならない、議員個人の活動を見よう」とも訴えています。基本的には正論なのですが、そりゃ平沼議員や西村議員をプッシュするなら、政党はあてになりませんわな（笑）。
　そもそものところを確認しておきますが、今回の上・下院決議案は日本人拉致問題を中心にしたものではありません。引用した文章（を読解したところ）からも、韓国政府の意向や、なにより米国の立場として出された決議でしょう。ハードルは高い方が都合がいいので、拉致問題？　ああそんなのがあるなら入れておこうか、ぐらいではないかと思うのですが、まあ古森氏は無邪気に喜んでいるようなので、そういうことにしておいてあげましょう。