産経「正論」、崩壊する。
【正論】八木秀次 改正教育基本法が店ざらし-イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/108893/
“なぜか偉そうな”八木ちゃんがメーメー吠えてます。「せっかく教基法改悪したのに文科省が言うこと聞かねえぞ(゚Д゚)ゴルァ!!」ということですが、かなりの無理筋ですね。どっちかというと文科省GJ!!というべきでしょうか。
で、教科書検定のスケジュールについてもなにかごちゃごちゃ言っているのですが、なにを言っているのか最初わかりませんでした。今でもわかりません。現行の学習指導要領が平成14年に策定され*1、それにあわせた教科書の検定が平成17年春、実際の採用が平成18年度というスケジュールだったのに対して、現在策定中の新指導要領(おそらく来年、平成20年に策定されるのだと思いますが)に基づいた教科書は、小学校が平成22年春に検定、平成23年度から採用、中学校は1年遅れのスケジュールになるそうです。前回(現行)は指導要領策定の3年後に検定、翌年採用だったものが、今回は小学校については、策定の2年後に検定ということですよね? それで拙速を責めるのかと思ったら、なぜか文科省が教基法を店ざらしにしようとしているという主張なのです。これは、この文章を掲載したメディアが誤植しているのでなければ(産経新聞のことですから大いに疑うべきなのですが)、この文章を書いた人が計算を間違えているのか、この文章を書いた人の頭が間違っているのか、いったいどういうことなんでしょうか。
あまりに根本的なところで論旨が崩壊しているようなので、こちらがなにか間違えているのではないかと実は不安です(ちょっと個人的に、集中力に欠ける状態でもあるので)。間違ってたらごめんなさい、とあらかじめ謝っておきます。