小ネタ連発。
気になるんだけど単独でエントリ立てるのもなあ、というニュースがいくつかあったので、まとめて。
拉致問題と指定解除問題。
福田訪米では北朝鮮の拉致問題とテロ支援国家指定解除問題とのリンクが明言されなかったわけですが、今日発売の「AERA」11/26号にちょっと気になる記事がありました。
拉致被害者帰国説を追う−「1人か3人か」水面下で流れる情報 | エキサイトニュース
http://www.excite.co.jp/News/magazine/MAG18/20071119/220/
拉致被害者と正式に認定されていない、主にヨーロッパで行方不明になった方数人を、“自分の意志で北朝鮮入りした”という扱いで帰国させる方向で話が進んでいる、という内容です(記事としてはここまでで、福田訪米後になにか発表があることを示唆しているだけです)。
もしそうなれば、日本としては「拉致問題の進展」なので指定解除に反対しない大義名分が立ち、米国としては反対がないので指定解除できるようになり、北としては拉致と認めずにポイントを稼ぐことができる――という三方一両得のアイデアかもしれません。ただ、まだ確定したわけではないのでリンクを明言せず、日米外務省とも会談のその部分を秘密にしたのではないか、とも思われます。さらに、リンクの明言もないのに産経が強気に報じているのは*1、この情報を得ているからではないか、とも推測できます。まあ、曖昧なソースで推測を重ねているだけなので、実際どうなるかはわかりませんが、ひとつの見方として書いておきます。
アワー氏を囲む会。
額賀財務相、アワー氏との会食「記録にない」-イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/104268
先日のエントリの続報です*2。産経新聞や世界日報でおなじみのジェームズ・アワー氏を囲む会に額賀氏が出席し、守屋氏や宮崎氏から接待を受けたとされる問題で、額賀氏は「過去の予定表や公用車の記録を調べたがその会合に出た形跡はない」と国会で表明しました。公用車で料亭に乗り付けることを前提にしている感覚にもちょっと驚きますが、さてこうなると、嘘をついているのは誰なのか。繰り返しますが、「会っていない」という嘘をつく理由は簡単に想像できますが、事前に口裏を合わせて「会った」という嘘をつく理由は、なんだかわからないんですよねえ。事務所内の予定表なんか簡単に改竄できるしね。
大阪市長選。
【市長交代 大阪市の行方】(上)労組巻き返し…浮足立つ市幹部ら -イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/104497
いや単に、他紙に比べると産経では告示前から大阪市長選挙の記事が目立っていたので、やはり大阪の地方紙なんだなあ、と。産経としてはそれにとどまらず、市が労働問題で揺れる中で民主・国新推薦候補が自公推薦の現職を破ったという動揺もあるようです。しかしこの記事、新市長の発言でカギ括弧にするべきところを忘れていたり、相当浮き足立っていますな。