黙然日記(廃墟)

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古森義久氏、ピンぼけ。

平沼赳夫氏がワシントンでみせた気迫――拉致問題アメリカ側を糾す-ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/391757

 内容についてのツッコミどころは後回しにしておきます。というか、脳梗塞から立ち直ってお元気な方の話を聞くと今はたいへん心強いのですが。ああ。
 古森氏が写真部員ではなく政治(または外報)記者であることはわかっているのですが、この写真はあんまりだというか、あきらかにミスショットなんだから公開するなよ、と。今どきのデジカメでここまで失敗できるってのも、ちょっとすごいですけどね。
 「今回訪米時の平沼氏」という貴重なショットであることはわかりますが、ノルマンディー上陸作戦のロバート・キャパならともかく、報道写真または写真作品として発表することが許されないレベルというのがおのずからあるわけでねえ*1。文章と同じように、写真作品を発表すること(または発表しないこと)にも作者の個性や人格が現れるものであって、この写真を発表した人はこのレベルでも許されると思っている、報道というものをナメているんだなと、学生時代に写真部所属だったわたしなどは判断してしまうのですが。


 文章の方ですが、「この合同訪米団の活動の成果は大きかったといえます」というのは、いったいなんのことでしょうか。いやまだ結論が出たわけではないので、本当にブッシュ政権がこのロビー活動を受け入れて「拉致問題解決までは指定解除しない」と明言するなら(または同趣旨の法律が拘束力を持って議会で成立するなら)別なんですが、古森氏にはそこまでの見通しがあるんでしょうかね。もしそうなったら、古森氏にも訪米団にもいままでの無礼な言い分を謝罪するつもりです。まさか単に、「米国様に物申したぞ」というだけで、ここまで大口を叩いているわけではないと思います。

追記。(11/20)

 なんだか古森blogでは問題の写真を取り下げたりまた掲載しているようなので(今は掲載されています)、写真直リンの魚拓を張っておきますね。

http://s03.megalodon.jp/2007-1120-0043-47/www.iza.ne.jp/images/work/user/20071117/170923.jpg

*1:意図的にボケさせる作品表現というものはありますが、言い訳しているところを見るとそういう作品というわけではなさそうですし。