産経抄、いまだに自己責任論を振りかざす。
【産経抄】9月3日-イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/81546/
アフガニスタンの韓国人人質・殺害事件に絡めて、かつての日本人人質事件での自らの主張を繰り返しています*1。身代金は払っていないという韓国政府の主張を「そんなこと誰が信じるものか。」と一蹴し、身代金支払いがいかにテロリストを利するかを述べていますが、それなら日本政府の身代金は払っていないという主張だって「誰が信じるものか。」。
そしてまたぞろ自己責任論を持ち出していますが、これを当時もっとも強硬に主張していたのは産経新聞(もちろん石井産経抄も)でした。自己責任論は官邸の発信による世論操作ではないか、という指摘を笑い飛ばしてみせているのですが、これは産経新聞は官邸の広報装置ではないのか?という指摘なのですから、それこそ責任を持って明確に否定してほしいところです。阿比留瑠比記者が現在の安倍官邸に直結していることを誇っているような新聞に、そんなことを要求するのが、無理なのはわかっていますが。
*1:当時の筆者は石井英夫氏で今は中堅記者輪番制のはずだから、「自ら」という表現が当たっているかはわかりませんが。