図書館と言葉。
新居のすぐ近くに図書館があるので楽しみにしていました、というか、この部屋に決めた理由の何割かはこのロケーションのためです。週刊誌の今週号を見るためなら、コンビニより図書館へ行く方が近いというぐらい。ただ、実際に行ってみたら開架書庫の1/3ぐらいが子供の本コーナーで、一般書のスペースは高校の図書室ぐらいしかなく、ちょっとがっかりしています。閉架書庫は広いらしく検索するといろいろ蔵書はあるようだし、二十館近い市内の図書館から取り寄せもできるので、せいぜい利用していこうと思っています。
というわけでさっそく、コメント欄で滴水さんからご推薦いただいた呉智英『言葉の常備薬』ISBN:4575297364 を借りてきて読んでいるところです。まえがきでいきなり、当時の産経新聞校閲部長*1である塩原経央氏がいかにひどい日本語を操っているかを指摘していて、かなり痛快な本です。*2
その塩原氏、文語使用を主張しながら本人の書く文語が出鱈目であることを呉氏に指摘されているのに、なおもこんな団体で幹事を務めているようです。
文語の苑
http://www008.upp.so-net.ne.jp/bungsono/index.html
http://www008.upp.so-net.ne.jp/bungsono/etc/etc.html#HokkininKanji
このetcのページにある会則の文章が、そもそも怪しげに見えます。指摘するほどの知識はないのが残念なところです。発起人・幹事も錚々たる面子ですなあ。