黙然日記(廃墟)

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産経「主張」の学習能力。

 ニュースとして取り上げるつもりだったのですが、すっかりタイミングを逸してしまいました。とりあえず、外交委員会での可決おめでとうございます。次は本会議ですが、なんかまた一波乱あるんじゃないかという根拠のない予感がしています。余計なことで。

【主張】慰安婦決議案 事実を示し誤解を解こう-イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/59452/

 で、これもタイミングを逸してしまったのですが、産経の論調など。この人たちは、まだなんとかなると思ってるんですね。そうやって現実から目をそらしていれば幸福なんでしょうけど。で、なんとかなるという前提で余計なことして一波乱、という予感を抱いたわけですが、別に根拠がないわけではないな(笑)。
 この件に関して実はわたしは、安倍政権は、というかチーム世耕は、まあまあうまくやったんじゃないか、と評価しています。3月1日の安倍発言で絶望的な状況になったのを、4月訪米時の二枚舌、つまり英語では「謝罪(apologize)」という表現を使い、国内向けには「申し訳ない」という表現で支持層であるウヨの反発を抑えたのは、彼らの立場としてはベストの選択だったでしょう。それが本当に日本の国益になったかはともかく。この配慮をぶちこわしたのが歴史事実委員会の意見広告であり、そこに引用された古森義久記者の捏造報道だったわけですが、産経としてはそういう視点はいっさいないようです。まあ、産経としては当たり前なのかもしれませんが、ウヨの主張する「事実」を持ち出すほど逆効果になるということぐらいは、そろそろ学習してほしいものです。タコだって電気ショックを与えたら学習するぞ。