黙然日記(廃墟)

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古森義久氏、訴訟をちらつかせる。

 さーて、一気に話のレベルが落ちます(笑)。どうせならこのぐらい落差があった方が面白いけど。

ネット上での誹謗中傷への警告ーー名誉毀損、侮辱、信用毀損への新対策-ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/164048

 
 4月中旬ごろから、古森blogのコメント欄がかなり荒れるようになったことは以前もここでネタにしましたが *1、これにはいくつかの流れがあります。
 まず、それまでリベラルな立場から穏健に批判コメントをつけていた(と思います。全部の発言を見返したわけではないのですが)anomalyさんが、ぶち切れて罵倒語を並べるようになったことが一つ。この最初のきっかけは上記のエントリで紹介しましたが、4/16にanomalyさんの「バカウヨ(に古森氏がエサを与えている)」という書き込みが古森さんの逆鱗に触れたらしくanomalyさんの言葉遣いに因縁をつけてきたことです。4/17から古森さんが高橋正二氏という元大本営参謀にして統一協会関係者を熱心に紹介するようになったことで、anomalyさんも本格的に激怒モードに入ったようです。まあこれは、人として当然かな、と。
 一方、4/18にiseheijiro(伊勢平次郎)さんという人物(ルイジアナ在住で古森さんより年上と自称しています)が古森blogに登場し、いろいろユニークなコメントを撒き散らすようになったことも、また一つのきっかけです。
 そして直接のきっかけではなく伏流していた問題として、前回のエントリでも解説しましたが、mochizukiさんがずっとコメント欄での批判活動を続けていたこと。彼は直接的な罵倒語をあまり使わず揶揄するような表現が多いので、これにもかなり苛ついていたのかと思われます。あと、せっかくトラックバックを拒絶した古森批判の某blogが4月からiza!にミラーを作ってまたトラックバックしてくるようになったことも、もしかしたら関係あるのかもしれません。「ウジムシの這い回った痕跡は読まない」と公言されてしまったので、ウジムシの一匹としては何も申しませんが。
 このような経緯があって今日のエントリになったわけですが、iseheijiroさんを名指しで取り上げ、彼が4/24に「PSYCHOPATH」という表現を使ったことに対して、「名誉毀損の要件を満たしているのでこのままだと刑事告発するかもしれないぞ」と警告したわけです。これは古森さんだけの意志ではなく、iza!編集部、ひいては産経新聞社がバックについての発言だそうです。iza!の記者blogはサイトの集客手段として開設されているので、話としてはわからないこともないのですが。
 この件に関して、正直なところiseheijiroさんの味方をする気はあまりありません。人格を含めた個人攻撃は、やはり言論の場ではふさわしくないことでしょう。ただ、ジャーナリストが名誉毀損で訴訟をちらつかせるという行動自体が、どんなものかな、と思うだけです。冒頭で、iza!の記者blogは記者と読者の間に独特の関係を作るものだ、ということを表明しているのは、従来からあるジャーナリストの良識には無関係だと言いたいのかもしれませんが。ちなみに、必要以上に訴訟をちらつかせる行為は、それ自体が強要罪だかに問われることもあるようです。