つくる会分裂騒ぎ新展開。
例によってアンテナが低いところへコメント欄で通りすがりさんにご教示いただきました。
So-net blog:平田文昭の正統保守宣言:「つくる会」、関頭にたつ-1,2
http://blog.so-net.ne.jp/hiratafumiaki/2007-04-15
http://blog.so-net.ne.jp/hiratafumiaki/2007-04-16
要約すると、「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会 *1」(代表世話人・屋山太郎)という組織が動きはじめた、ここは日本教育再生機構(理事長・つくる会を追い出されたのになぜか偉そうな八木秀次)とほぼ一体である、扶桑社は次の教科書づくりから「新しい歴史教科書をつくる会」と手を切り教科書事業を分社化して「有識者の会」と組む、つくる会は2010年度からの教科書を独自に作るめどが断たれた、という話のようです。まあ、内紛の結論が出たというかさらに泥沼化しそうだとか、そんな感じかと。
いろいろ注目すべき点はあると思うのですが産経ウォッチャーとしては、教科書事業の分社化というあたりが気になります。年間5000部しか売れない本だけで会社がやっていけるわけがないんで(市販本だって次はそんなに売れるわけでもないだろうし)、押しつけられた上に赤字改善の目算が立たない扶桑社が完全に手を引いて、産業経済新聞社の直轄みたいな形にするんでしょうね。もともと扶桑社がやる必然性はあまりなかったわけで。産経新聞社自体が赤字体質でイエローペーパーと親会社からの補助で成り立っている現状で、いつまでこんなことを続けられるのかというあたりにも、もちろん注目したいところです。
*1:はてなキーワード化の準備だけしてありますが、書くのが面倒くさいというかあまり触れたくないというか便所掃除はやっぱり素手ではやりたくないというかそんな感覚なので、はてなダイアリー市民でキーワード化したい方がご自由に作ってください。つーか名前長げーよ。