黙然日記(廃墟)

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古森義久氏、自社を無視する。

読売新聞と朝日新聞の違い−ー安全保障問題での天地の差?
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/124301

 だからダッシュと音引き(ry
 朝日新聞批判に、読売がいかに“まとも”であるかを引き合いに出しています。他社の雑誌*1に書いたものだから産経新聞をプッシュする必要はないのかもしれませんが、自らも論説委員として社論の形成に関わっている新聞をここまで無視できるのは、やはり不思議な人だなあ。まあ、読売を引き合いに出した根拠が朝日より部数が多いから(=朝日の論調は少数派だと言いたいらしい)だそうなので、全国紙最低部数の産経がなにを主張しても関係ないというのなら、論理的な整合性はありますが。
 論説の正当性が多数少数で決められるというのもどうかと思うのですが(議論が時間切れになって議決が必要な段階になればともかく)、それが成り立つなら、朝日は産経の4倍ぐらい正しいことになりますかね。

*1:PHP研究所「Voice」2007年3月号。ちなみに、雑誌での見出しは『「防衛省」に反対した「朝日」の歪み』となっています。そもそも、自社の媒体より他社に書く記事の方が多い論説委員というのも、また不思議な存在ですね。