産経抄のクリスマス。

【産経抄】12月24日
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/sankeishou/32712/

　先日のあいさつ論争の記事 id:pr3:20061217:1166323588 もそうですが、「米国＝キリスト教」というイメージの植え付けに熱心ですね。六ヶ国協議の米国からの参加者がほとんどクリスチャンでクリスマスを重視しているのも事実ではあるでしょうが、そのあとの「今やキリスト教大国といえる米国」あたりは、もうね。聖誕祭が12月25日という日付なのは捏造であることを文中でも認めているのに、そのことにはまったく突っ込まないし。
　産経抄にしては珍しく正しいことも書いているので、そのへん補足しておきますね。「クリスマス・イブ」は「前夜」と訳されるように、12月24日の日没後〜寝るまでのこと。今（24日午前）はイブでもなんでもありません。25日は、信者は昼間は教会に行って過ごし、日没とともにクリスマスは終わりです。この、日没で一日を区切る時間感覚はイスラム教も同じで、有名なラマダンも日没を基準に行われます。どちらも中近東発祥の文化だから、基本的なところが共通しているんですね。まあ、ここまで書けと産経抄に期待するのはさすがに無理でしょうが。