山谷えり子の公選法違反。 - 黙然日記（廃墟）

　で、教育基本法とか議会制度について根本的に理解していないらしい安倍内閣の、その隅の方でちょろちょろしている山谷えり子*1についてですが、週刊金曜日 *2の「山谷えり子研究」連載第3回をやっと読めました。なんで人口70万人の図書館に1冊しか入らないんだ……。
　例によって記事の要約を引用します。前回の内容については id:pr3:20061113:1163418349 参照。第1回が掲載されているはずのバックナンバーはずっと貸し出し中。

教育再生会議に、子分格（聖心女子大の後輩）である細川珠生を入れて代弁させようとしたが失敗（公明党の意向とも）。

産経新聞を使い、事実に基づかないバッシングを流してはその記事を元にさらにバッシングするという手口。

「新子育て支援・未来を育てる基本のき」批判をきっかけとしたジェンダーフリーバッシング*3

「ブレンダと呼ばれた少年」に関する記事*4

文部科学省「学校における男女の扱い等に関する調査」*5

「第二次男女共同参画基本計画」に“ジェンダー”の用語を入れさせないよう必死に働きかけた＆“ジェンダーフリー”の用語を使わないように通達を出させた

山谷えり子『ジェンダーというこの言葉によって、家族の否定、文化の否定、教育現場の混乱が起きているから、ジェンダー論をちょっと考えた方がいいんではないか』*6

高校家庭科の教科書検定に介入したことをほのめかしている（政治家の介入はもちろん重大な法律違反）*7

公職選挙法違反疑惑

法定外文書であるメルマガで運動員（伊勢雅臣）が投票依頼した。*8

討議資料と称する個人小冊子「愛する日本　どこへ行く」を女子大などで頒布。選挙区（参院比例区）を明記してあり、事前運動の疑いが強い。（この冊子の存在は公式サイトに見あたらない。違法性を自覚しているのか？）*9

　このあとは結論めいた文章になっているので、もしかしたら3回連載で終わるのかもしれません。隔週掲載なので再来週にならないとわかりませんが、できれば続けてほしい。結語部分はそのまま引用します。

このような議員としての資質に問題のある人物を補佐官に任命し、重要な問題の責任者にしたのは安倍晋三首相だ。首相の任命責任も問われるのだということを強く指摘しておきたい。

*1:罵倒じゃなくて、実際そうとしか見えない。

*2:2006-11-24 第632号

*3:参考：同性愛関連ニュース／586 http://www.sukotan.com/news_backnumber/2002/new586.html

*4:参考：「ブレンダと呼ばれた少年」復刊問題　- TransNews http://transnews.at.infoseek.co.jp/as-nature-made-him-returns.htm

*5:ちょっとだけ参考：黙然日記 - [news]着替えと身体検査。 id:pr3:20060701:1151687403

*6:参考：国会会議録検索システム-163 - 参 - 予算委員会 - 2号平成17年10月05日 http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=4713&SAVED_RID=2&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=9&DOC_ID=1405&DPAGE=1&DTOTAL=1&DPOS=1&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=16066 の #61。ここでも「九百万部の編集長」とウソをついてますね。

*7:本人サイト：http://www.yamatani-eriko.com/message/0603_12.html

*8:バックナンバー：http://blog.mag2.com/m/log/0000000699/90541436.html

*9:冊子について参考：きみたちの未来愛する日本　どこへ行く http://blog.goo.ne.jp/something-great001/e/3b9b1d064998f7d43895df44d7bcb2e6