教育再生会議第一次報告素案。

教委の監査機関設置、保護者が教員評価…教育再生会議 : 政治 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061127i201.htm
安倍首相直属の「教育再生会議」（野依良治座長）が来年1月にまとめる第1次報告素案の概要が26日、明らかになった。
素案の概要は、教育再生会議の野依座長や池田守男座長代理、義家弘介担当室長らが21日に開いた運営委員会でまとめ、文部科学省側にも伝えた。

　内容についてもいろいろあるわけですが、まずこの点から。昨日のエントリ id:pr3:20061126:1164500938 とも重なるわけですが、なんで非公開の場で大筋を決めて会議はシャンシャンで済まそうとするんですか？　異論を聞きたくないから？　それとも議事録を残したくないからでしょうかね？　

　内容に関して。「教員を保護者がチェック」「教育委員会を行政がチェック」の二つが挙げられていますが、いったいなにを考えているんですか？　そもそも教育委員会って、どういう組織なんですか？　地域住民（保護者）が教育委員会委員を公選で選び、教委が教員のチェックをするというシステムがたしかあったはずで、それを復活させるだけで、こんな提案は必要なくなるでしょう？　そもそもチェック機関である教委をチェックするための機関が、なぜ必要なんでしょうか？　なんでそんなものを作ろうと思うんでしょうかね？　

　いくらなんでも、これはひどい。いくらなんでも。