黙然日記(廃墟)

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児童ポルノシンポジウム関連。

ATSUKO-NOIRLD ・・・ノワールド・・・ - シンポジウムに参加してきました。 *性暴力・児童虐待について*
http://d.hatena.ne.jp/atsuko-noirld/20061027

 キーワードリンクで見つけた、id:pr3:20061026:1161863018で取り上げた日本ユニセフ協会のシンポジウムに参加された方によるレポート。この人も、日本ユニセフ協会ユニセフ日本支部だと勘違いしていますね。あとコメント欄でわかるのですがECPAT関連とかも。
 とりあえず、ある視点からのレポートとしては貴重だと思うので紹介しておきます。批判はコメント欄で一通りなされているようなので、いまさらわたしから批判するまでもないかな。ひとつだけ、最初の児童ポルノサイトの数に関する部分からいきなり、統計として無意味なデータが使われているのですが、そういうデータでも(おそらくプレゼンがうまかったのでしょう)うっかり信じてしまう人もいる、ということだけ指摘しておきます。
 被害者に同情(という言葉では足りないのですが)する、加害者を許せない、犯罪はなくさなければならない……。ここまでは、まともな人間ならみんな同意していることです。そのためになにをしなくてはいけないか、というところと、そのためにと称してなにをしてはいけないか、というところから、いろいろ食い違いが生じてくるわけですが。
 もし仮に万が一たとえばの話、児童虐待被害解消のためにアニメ・マンガ規制による思想統制が必要なのだとしても、優先順位が違いませんか? もっと先にすることがあるんじゃないですか? なのになぜ、このシンポジウムではアニメ・マンガ規制を真っ先に挙げるのですか? そこに、なにか意図があるとは考えられませんか?