安保理決議案、まとまる。

asahi.com：対北朝鮮決議、非軍事条項盛り基本合意　14日にも採択
http://www.asahi.com/international/update/1013/009.html
　最終決議案には、「国連憲章第7章に基づいて行動し、また41条に基づく措置を取る」との表現で、第7章そのものにこだわった米国と、軍事的手段を排除するため41条に限定するよう求めた中国との折り合いをつけた。

　うーん。外交官って頭がいい人が揃ってるんだなあ、とちょっと感心しました。玉虫色の表現に長けている、ともいいますが。
　ところでいまさらなんだけど、今回の国際紛争に関する決議案について日本国は、武力行使を明記した第42条も含めた案を推していたわけですが、「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と定めた日本国憲法との関係は、どうなってるんでしょうかね。
　これは（いつもの低レベルな）皮肉じゃなくて、法解釈に関する純粋な疑問としてです。実際問題としてはほんっとにいまさらの話で、解釈改憲はどんどん進んでいるわけですが、いちおう現行最高法規である憲法とあからさまに矛盾した行動は取れないはずで、そのへんの建前はどうなってるんでしょうねえ。外務省とかの関係者は誰も気づいてないのか、気づいてないふりをしているのか。