匿名文化。

　わたしは、（少なくとも）日本のネットカルチャー20年以上の歴史の中で、その大半を経験してきた身として、匿名文化の伝統を重視しているから、わざわざプロフィールに「匿名」と記述しているんだけど（普通ならわざわざそう名乗る必要はないわけです）、「ネットの匿名性」を批判する人には通じてないかな。まあ、通じなくてもいいけど。目指すは二条河原落書です。
　実は20年近いネット生活の中で、あるひとつのハンドルネームを通して使っています。（さらにその前から同人誌用ペンネームとして使ってたんだけど）。別のblogや掲示板では今も使っています。もう本名で呼ばれるよりしっくり来るし、親しい友人の大半がたぶんわたしの本名を忘れてるんじゃないかというぐらいで。ここまで来ると、そのハンドルネームは実名に匹敵してくるわけですよ。あるときふと、そういう状況を仕切り直して、また完全に匿名の個人として発言してみたくなって、はてなダイアリーではpr3と名乗るようにしてみましたが、これも慣れてくると似たような状況になってきますねえ。