産経抄の9・11。
【産経抄】9月13日-コラむニュース:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/sankeishou/18963/
そもそも米国がなぜ狙われたのか、「根源的な問いかけ」が欠落しているという。テロリストにも言い分があるといわれたら、米国も立つ瀬がない。
なんかiza!のwatchばかりでエントリを作ってて、申し訳ないとは思うのですが。
テロリストの言い分を受け入れる必要はまったくなく断固として拒絶すべきではありますが、それと、テロリストに言い分があるという事実自体を認めないのとでは、全然話が違うだろうと。伝統的な日本人の知恵としても、「盗人にも三分の理」という言葉があります。産経抄は「テロリズム」の定義を根本から覆そうとしてますね。
このコラムは(というか産経新聞の論調全体が)、アメリカの無謬性を前提に記述されているように思えます。共産党の政党機関紙が党の無謬性を前提にしているように。機関紙ならそれでいいのですが、仮にも独立国の独立言論機関を名乗るメディアが、自国ならまだしも他国の無謬性を無条件の前提に置くという行為に、本人たちはなんの疑問も持っていないのでしょうか?