RMCの装丁リニューアル。

　上記「お伽話をあなたに　月夜の舞姫」「たらんたランタ(1)」を買ってびっくり。背表紙を含め全体のデザインが変わってる！　背表紙のロゴが1色になりカットが入り、天の4色帯と腰の色分け帯が（たぶん）なくなり、表1・表4は全面イラストに。カバー折り返しの作者コメント等もすかすかなイメージになっちゃって。表1の全面化はかなり前からだし（たしか「時空異邦人KYOKO」からだったか？）全体的な傾向なので、まあそれはしょうがないのですが、それ以外はまったく意図不明。TL系のコミックスでこういう装丁のがなかったっけか。
　りぼんマスコットコミックス(RMC)がいつから出始めたのかよく知らないけど、少なくとも30年以上続けてきて、RMC Cookieシリーズはもちろん花とゆめコミックスにも踏襲された、少女マンガを象徴するようなデザインだったのに。それは「りぼん」が少女マンガを象徴していた時代があったことを意味するわけですが、過去の栄光を切り捨てるというタイミングじゃないと思うんですけどね。2、3年前のちゃおコミックス、90年代のKCなかよしのデザインリニューアルは、それぞれその雑誌がピークを迎えるぞという宣言みたいなものだったと思うのですが、今の「りぼん」にそれを言う資格がありますか？　幼年向け増刊でなんの説明もなくコミケ会場に子供を誘導するような無責任な雑誌に。
　とりあえず、背表紙ロゴが（蛍光ピンクとはいえ）1色なのはものすごくビンボくさいから、今からでもやめなさい。