産経抄の独裁者観。

　えーと、ちょうど1箇月ですか。やばいですね。チョーやばい。もうしわけありません。おいしいところがどんどん逃げていった。

【産経抄】「人をほろぼす」独裁者たち　４月７日 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/print/170407/clm1704070003-c.html

　4日、シリア北部で化学兵器が使われたとみられ、多くの人々の生命と健康が踏みにじられたことに、憤りと悼みを覚えます。「産経抄」はサリンだけで100人以上が亡くなったかのように書いていますが、他の報道では「サリン等の神経ガスと塩素ガスにより少なくとも72人」としていて、産経の書き方は乱暴だなと思いますが、許せないことに変わりはありません。
　許せない存在がいるにしろ、アサド政権を独裁者であり化学兵器を使用したと決めつけ、許せないのはこいつだ、さあ有志連合だ参加しないのはチキンだ、と煽るやり方は、どうにも得心がいきません。ドナルド・トランプ米国政権は素早く同じ判断を下し、今朝になってアサド政権側にミサイル攻撃を加えましたが、「産経抄」は両手を挙げて喜ぶfッでしょうね。わかりやすい敵を決めつけて暴力で解決するのは、エンターテインメントの手法です。