産経の議論のバランス。

「愛する家族を奪われても死刑反対と言えるか」「命を奪ったら命で償うべきだ」　制度存置訴えフォーラム - 産経ニュース
http://www.sankei.com/west/print/161217/wst1612170054-c.html

　なんで産経は、賛否が分かれる問題について一方の意見しか伝えないんですかね？　「死刑存置派の意見はわかった。反対派にも言い分はあるんだろうから読んでみたい」と思っても、産経の紙面には見つかりません。存置派のフォーラムを報じる記事だから反対派の言い分を載せる必要はないというのなら、反対派フォーラムの記事も載せるべきでしょう。
　新聞社が意見を持つのは悪いことではありませんが、「意見を持つ」と「意見を押し付ける」は、まったく違います。