黙然日記(廃墟)

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産経のカープ観。

産経抄広島市民の自慢 9月13日 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/print/160913/clm1609130003-c.html

【主張】カープ優勝 地域の理想的快挙をみた - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/print/160913/clm1609130001-c.html

 広島東洋カープセントラルリーグ優勝、おめでとうございますー(棒)。まあ、赤いチームの優勝はめでたい予兆です。ところで、カープ優勝決定の日にサンフレッチェ広島大宮アルディージャ相手に負けたことは、あまり話題になっていません。広島市民の嬉しさも半分ではないかと推察します。それにしても、セントラル・リーグとかまだあったんですね。パシフィック・リーグにばかり目が行っていました。いいかげん、野球も無意味な2リーグ制とかやめて2部制にすればいいのに。
 それで、産経新聞がどんだけカープファンなのかニワカなのか知りませんが、一面コラムと社説を使ってまで祝うことですか。このあとまだチャンピオンシップ、じゃねえやクライマックスシリーズとかいうくっだらない仕組み*1と日本選手権が控えているのに。
 《地域やファンとの一体感は、国内随一の成功例だろう》(「主張」)というのは、「プロ野球では」という前提を置き忘れています。企業と喧嘩別れしてもホームタウン制度を貫いたプロサッカーでは、市民とクラブの一体感は当たり前の光景になっています。カープの成功例を元に、高校野球メジャーリーグを含めて50年100年*2遅れている野球界の体質を問うのが、ここでの新聞の役割ではないですか。

*1:J1リーグの2ステージ制も、偉そうなことは言えません。

*2:高野山が明治になって女人禁制を解いたことに反発して離反し、百余年後の現在も女人禁制を貫いているのがが高野連である」