産経抄、威張る。

【産経抄】陰湿な小細工ばかり仕掛ける「軽蔑すべき敵たち」　レッテルを貼っておとしめる、なりふり構わぬプロパガンダ　４月３０日 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/print/160430/clm1604300005-c.html

　一昨日の、地下鉄落書事件を取り上げています。お説教はいいのですが、《自分と異なる意見やものの見方が存在することや、相手にも一定の理があることを頭から認めず、レッテルを貼っておとしめる。自分の主義・主張を訴えるためには、法に触れても気にしない》とか、ブーメランでしかないことは気にしないのでしょうか。
　と思ったらそのあと、《小紙の報道姿勢を批判するのなら、紙面の実態に即して正々堂々とやってもらいたい》と威張っています。末端議員の問題を取り上げてアリバイにするのではなく、政権の本質に切り込むことが、メディアには求められているのですが。このコラムでも、政治家のレッテル貼りをあたかも野党だけがやっているかのように書いていますが、与党側の（ということは産経の）レッテル貼りがひどいことには口をつぐんでいます。こういう批判はぐるぐる循環するのでよくないんですが、ここまで威張られると言わずニルはいられません。